「知っておきたい認知症のき・ほ・ん」(第16回) (2016.12.15)

2016年12月15日(木)に当院2階会議室にて今年度第6回目(通算第16回)の「いきいき健康教室」(無料医療講演)を開催いたしました。
今回は当院の認知症看護認定看護師が「認知症について」をテーマに、認知症の病態やご家族の接し方、介護を行う上でのアドバイスについてお話しました。

認知症とは老化によるもの忘れとは異なり、さまざまな原因で脳の働きが悪くなったことで記憶力や判断力などが低下し、日常生活にまで支障が生じてしまう状態をいいます。例えば、朝ご飯に何を食べたのかを思い出せないのは老化によるもの忘れといえますが、朝ご飯を食べたこと自体を忘れてしまう場合は認知症が疑われます。

認知症の周囲にいる人は本人の変化を「何かおかしい」、「以前とは違う」と思いつつ、何も対処しないまま時間が過ぎてしまうケースがよくあります。対処が遅れると適切なケアを受けることが遅くなり、症状が進行してしまうことにもつながってしまいます。認知症の原因の病気も様々であるため、正しい診断を受けることが大切です。
講演後には参加者全員で簡単な脳トレーニングを行い、会場は大盛り上がりでした。

参加いただいた方からは実際に介護を行っている上でのご相談などがあり、実際に悩んでいることを認定看護師さんに聞けてよかったです。と感想をいただきました。

ご多忙中の中ご参加いただきましてありがとうございました。来月は1月12日(木)に冬休み限定!親子でいきいき健康教室を開催します。次回は当院の臨床検査技師が「親子で体験、おしっこの検査」について講演を行い、模擬検体を使用して尿検査も体験していただけますので、みなさまぜひお誘い合わせのうえご参加ください。

知っておきたい認知症のき・ほ・ん

第16回いきいき健康教室のパンフレットはこちら(PDFファイル 607KB)

(JCHO札幌北辰病院)

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