医療安全管理部・感染管理部の取り組み

 

医療安全管理部の取り組み

医療安全指針

医療機関において医療事故の発生を防止し、医療の安全を確保することは最も重要です。2002年には医療法施行細則の一部が改正され、「医療安全管理体制の確保を管理者に義務づける」ことになっています。当院では2004年より安全管理部が院長の直轄の機関として設立され、医療安全指針を基に安全管理のために活動しています。
当院の医療安全指針はこちらからご確認ください。(PDFファイル 158KB)

職員研修会の開催

医療安全の確保と安全文化の醸成を目指し、あらゆる角度からのテーマを厳選し、職員全員が興味をもって研修会に参加するよう工夫して開催しています。講義のみではなく、オンデマンド視聴なども取り入れ、100%の受講を目指しています。
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医療安全ニュースの発行、院内ラウンドの実施

院内で発生したインシデント・アクシデントを医療安全管理部会で対策立案し、職員への周知活動として医療安全ニュースを発行しています。また、院内の安全環境の点検や対策の実施状況を確認する目的で院内ラウンドを実施しています。院内ラウンドの結果も医療安全ニュースなどで報告しています。

医療安全ニュースの発行

医療安全マニュアルと作業中断カードの携帯

医療安全マニュアルの携帯 

当院に勤務する全ての職員に対して、医療安全マニュアルと作業中断カードを配布しています。職員はこれを携帯することで、医療安全の確保を心掛けると共に、作業中断カードを使用して業務の中断忘れの防止、責任の意識を高める目的で使用しています。

 

医療安全自己点検の実施

医療安全推進週間には、全職員に対して病院情報システムを活用した「医療安全自己点検」を毎年実施しています。点検結果から、注意喚起が必要な個所を明らかにすることで、職員一人一人が医療安全に対する意識を持てるよう自部署の業務改善に役立てたり、研修会のテーマ選定や医療安全ニュースの記事へ活かしています。

 

感染管理部の取り組み

感染管理指針

札幌北辰病院は、安全で質の高い医療の提供を担う地域支援病院です。伝播リスクの高い感染症に対して高度な感染対策を実践するとともに、病院感染から防護する責務があります。感染管理指針には病院感染の予防及び、集団感染事例発生時の対応など病院感染対策の基本方針が定めてあります。
当院の感染管理指針はこちらからご確認ください。(PDFファイル 162KB)

職員研修会の開催

昨今、多様な感染症報告が聞かれる中、最新の科学的知見に基づいた適切な知識を医療従事者へ伝達することで、院内感染対策の更なる徹底を図ることを目的として実施しています。
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院内ラウンドの実施

ICT(感染制御チーム)が週1回院内をラウンドし、多剤耐性菌、感染性胃腸炎、流行性ウイルス疾患などの感染拡大防止に対する感染対策指導を行うと同時に、さまざまな院内感染対策に関する問題点について気軽に相談できるよう努力しております。病棟だけでなく、外来、手術部、検査部、その他各部門も定期的にラウンドし、院内全体をみています。
 
厚生労働省が実施する院内感染対策サーベイランス(JANIS)(JANISホームページ)や、感染対策連携共通プラットフォーム(J-SIPHE)(J-SIPHEホームページ)へ参加し、院内感染に関する情報の収集、分析、データ還元に取り組んでいます。
JANIS還元情報のご紹介