「家庭でできる膝痛対策~膝痛の原因とその予防について学ぼう~」(第12回) (2016.8.18)

2016年8月18日(木)に当院2階会議室にて今年度第2回目(通算第12回)の「いきいき健康教室」(無料医療講演)を開催いたしました。今回は、「家庭でできる膝痛対策~膝痛の原因とその予防について学ぼう~」について、当院の理学療法士が講師を担当し、痛の原因と予防について説明及び参加者全員で膝痛予防体操を行いました。

関節痛を訴える方は40~50歳代から年々増加し、65歳以上の女性では3人に1人が関節痛に悩んでいるそうです。
膝関節は骨、靭帯、半月板、関節軟骨、関節包など様々な組織から構成されていて、複雑な構造をしています。そのため、膝に関する疾患も様々なものがあり、どこかの組織に障害が起こると膝の痛みという形で症状が出てきます。今回は、その中でも非常に頻度が高い”変形性膝関節症”について症状や治療法などをお話ししました。
また、体重と膝にかかる負荷には深い関係があり、歩く時で体重の3倍、階段の昇降で7倍の負荷が膝にかかるため、例えば、体重60kgの人だと歩行時は180kg、階段の昇降では420kgも負荷がかかるんです!膝の負担を減らすためにも食事管理や筋力トレーニング・ストレッチなどを行い、体重を減らすことも膝痛予防には有効と言えます。

説明終了後には、全員で膝痛予防体操を行い、参加された方々も理学療法士からアドバイスをもらいながら真剣に取り組んでいらっしゃいました。
膝の痛みは多くの人が経験し、痛みが続くと生活の質の低下を招いてしまうため、膝の痛みの発生を予防する、または症状を軽減できるようにできる範囲で運動を継続することが重要です。

ご多忙中の中ご参加いただきましてありがとうございました。
今後は定期的に開催していく予定でおりますので、お気軽に足をお運びください。

家庭でできる膝痛対策

 第12回いきいき健康教室のパンフレットはこちら(PDFファイル 549KB)

(JCHO札幌北辰病院)

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