「薬と健康食品の違いについて~薬と健康食品の相互作用について学ぼう~」(第13回) (2016.9.15)

2016年9月15日(木)に当院2階会議室にて今年度第3回目(通算第13回)の「いきいき健康教室」(無料医療講演)を開催いたしました。今回は、「薬と健康食品の違いについて~薬と健康食品の相互作用について学ぼう~」をテーマに当院の薬剤師が講師を担当し、薬と健康食品の違いについて説明を行いました。講演後には、目で見てわかる相互作用として、実際に薬の飲み合わせや食べ合わせによってどのような相互作用が体内で起きているのか、お薬を使用した実験を体験いただきました。

実は健康食品にははっきりとした決まりがなく、一般的に健康の保持増進に関わる食品を健康食品と呼び、特定の成分を濃縮して錠剤やカプセルの形にしたものをサプリメントと呼んでいます。
しかし、健康食品の中でも国が機能表示等を許可した『保健機能食品』と呼ばれるものがあり、この食品は身体の構造や機能に影響する表示をすることが出来るため、「コレステロールの吸収を抑える」などと具体的に表示することができるそうです。

その後、薬と健康食品ではどのような点が異なるのか、これまで報告されている健康食品の有害事例などを用いて説明があり、相互作用についても具体的に飲み合わせや食べ合わせの悪い成分をお話ししました。

説明終了後には、薬剤を使用した相互作用の実験を参加者全員にご覧いただき、飲み合わせが悪いとどのような作用が体内で起こるのか実際に体験していただきました。
参加いただいた方からは「今まで何も知らずに飲み合わせていたので、今日話を聞けてよかった」、「飲み合わせが悪いだけで、体の中でこのような作用が起きているのを目で見ることができてよかった」などと感想をいただきました。

ご多忙中の中ご参加いただきましてありがとうございました。
来月は10月13日(木)に開催いたしますので、お気軽に足をお運びください。

薬と健康食品の違いについて

 第13回いきいき健康教室のパンフレットはこちら(PDFファイル 555KB)

(JCHO札幌北辰病院)

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