医療の現場から

『消化器内科の特長・特色』 (2015.07)

この度、消化器内科に赴任して参りました、福島 拓(ふくしま ひらく)と申します。よろしくお願いいたします。 一消化器内科医として、消化器内科全般を診療しておりますが、特に、専門分野としておりますのは、「消化管・胆膵腫瘍領域 … 詳細はこちら

『肩関節痛と腱板断裂』 (2015.07)

肩を動かす時に肩から上腕の痛みが出る。夜間痛くて眠れない等の主訴にて来院し、レントゲンを撮ってみたが特に異常はない。たぶん五十肩かな、自然に治るでしょう、と診断してみるも、中々症状が改善しない…。それは腱板断裂による症状かも … 詳細はこちら

『耳鼻咽喉科の特長・特色』 (2015.04)

みみ・はな・のどの病気以外にも、あまり知られておりませんが、耳鼻科はめまいや顔面神経麻痺などの神経疾患や、甲状腺癌など頭頸部腫瘍についても診療を行っております。当科では3名の耳鼻咽喉科学会認定専門医が診療に当たっており、患者 … 詳細はこちら

『呼吸器内視鏡検査』 (2015.04)

呼吸器内視鏡(気管支鏡)検査は気管・中枢気管支の病変部位の観察を行ったり、末梢肺野病変の組織・細胞、分泌物(痰)の採取を行う検査で、採取した検体を用いて病理検査や細菌培養検査が行われ、診断確定・治療方針決定に非常に重要な役 … 詳細はこちら

『冬期に流行する小児の感染症について』 (2015.01)

冬期間には多くの感染症が流行しますが、乳幼児期の子供さんで特に問題になるウィルスについていくつかご紹介いたします。①RSウィルス2歳までにはほぼすべての子供さんがかかるウィルスです。症状は発熱や咳が主なものであり、小さいお子さ … 詳細はこちら

『胸痛外来って知っていますか?』 (2015.01)

この度JCHO札幌北辰病院では専門外来として“胸痛外来”を開設いたしました。日常診療では高血圧、糖尿病、脂質異常症、メタボリックシンドロームで多くの患者さんが食事療法や内服治療で通院されているかと思われます。しかし、これらの … 詳細はこちら

『産婦人科の腹腔鏡下手術』 (2014.10)

現在、産婦人科領域、特に良性疾患における手術は腹腔鏡下手術が主流となっています。産婦人科領域における腹腔鏡の歴史は古く、1950年代より主に検査を目的として始められました。その後、1990年代から腹腔鏡による手術が行われるように … 詳細はこちら

『FAIと関節唇損傷』 (2014.10)

かがむと股関節が痛い、なんとなくだるい感じがして病院を受診したけど「何ともない」と言われて我慢している。日常生活には困らないけど時々痛だるい…そんな症状はありませんか?もしかしたら股関節に原因があるかもしれません。股関節は … 詳細はこちら

『病理診断?』 (2014.07)

皆様が体調不良やけがなどで医療機関を受診される時,医師はどのように診断を進めていくのでしょうか?「問診」「視診」「触診」「聴診」「打診」などを行い、病気やけがの状態を評価します。さらに必要に応じて血液検査や心電図 … 詳細はこちら

『足の血管病:下肢閉塞性動脈硬化症について』 (2014.02.14)

下肢(足)の動脈に動脈硬化が起こり、足を流れる血液が不足し、痛みを伴う歩行障害が起きる血管病を下肢閉塞性動脈硬化症といいます。典型的な症状は、歩く際に、太ももやふくらはぎに疲れ、だるさ、痛みが生じ、休むとこれらの症 … 詳細はこちら

『急性虫垂炎』 (2014.01.09)

急性虫垂炎は虫垂の内部で細菌が増殖し炎症を起こす状態のことをいいます。急性腹症(急激な腹痛をきたす疾患)の中では頻度が最も高い病気です。一般的でありふれた病気で、だれもが発症する可能性のある病気でもあります。みぞおちが … 詳細はこちら

『タバコとCOPD(慢性閉塞性肺疾患)』 (2013.12.03)

タバコをお吸いになっている皆様、最近、歩いた時の息切れや咳、痰が増えたりしていませんか。  それはCOPDの症状かもしれません。COPDと聞くと難しい印象があるかもしれませんが、簡単に言えば、タバコを主とする有害物質を … 詳細はこちら

『小児リウマチについて』 (2013.10.31)

はじめまして、10月からお世話になっております。  今回は私の専門である小児リウマチ性疾患についてお話しさせていただきます。小児リウマチ性疾患と一口にいっても意外と分野としては広く、成人でいうリウマチ(小児ではJIA: … 詳細はこちら

『マダニの話』 (2013.09.30)

皆さん、マダニをご存知でしょうか? 蜘蛛の仲間で体調は約1mm、原野や笹藪などに生息しています。動物が動くことによる振動と、動物が呼吸することによる二酸化炭素の濃度を感知して(マダニには目がありません)、植物から落下し … 詳細はこちら

『肛門外来について』 (2013.09.04)

肛門疾患の中で最も多いのは痔核です。肛門と直腸下端の周辺には網の目のような血管(静脈)があります。この静脈が膨らんでこぶ状になったもの(静脈瘤)が痔核の本体です。この静脈瘤から出血したり、静脈瘤内に血栓(血豆)を作って … 詳細はこちら

『乳腺外科』 (2013.07.31)

当院外科ではこれまで専門外来として乳腺外来を設置し、診療を実施していました。今年の6月からは乳腺外来を「乳腺外科」と正式に標榜し診療を実施しています。乳腺疾患の診療の中でも、乳がんの早期発見および診断を目的の一つとして … 詳細はこちら

『慢性骨髄性白血病(CML)治療の進歩』(2013.06.30)

血液疾患の治療は、最近大きく発展しています。なかでもCMLに対する治療は飛躍的に進歩して、まったく治療方針が変わってきました。なんと1日1回から2回の飲み薬で、かなりの患者さんがほぼ治癒のような状態になり、一部の患者さ … 詳細はこちら

『乳腺MRIについて』 (2013.04.23)

放射線科と聞くと「レントゲン写真を撮るところ?」と思われている方が多いことと思います。必ずしもハズレとは言えないのですが、放射線診断科は、撮影されたさまざまな画像から患者さんの病態を解明し診断する仕事をしています。取り扱う画像は…詳細はこちら

『ヘリコバクター・ピロリ(H・P)菌』(2013.03.04)

皆さんはヘリコバクター・ピロリ(H・P)菌というのを御存知ですか。昨年の当院の職員健診でも希望者に胃がんリスク健診“ABC”健診が試行いたしましたが、ABC健診でピロリ菌感染の可能性が示された方もいらっしゃるのではないでしょうか。…詳細はこちら

『突発性難聴 早めの受診を』(2013.01.30)

突発性難聴とは、文字通り突然発症する、原因不明の一側性感音難聴です。突然難聴になる疾患はほかにもいくつかありますが、それらを除外して原因が明らかでないものを突発性難聴として治療しています。特徴は、○月△日に聞こえていないことに…詳細はこちら

『鼠径ヘルニア』(2012.12.10)

鼠径ヘルニアは比較的頻度の高い疾患です。皆さんのなかでも、鼠径ヘルニアで手術をしたことがある人が、結構いるのではないかと思います。子供から大人まで、すべての年齢で発症しますが、発症の原因は子供と大人では全く違います。…詳細はこちら

『フィッツ・ヒュー・カーティス症候群』(2012.11.08)

今年の4月から総合診療科で診療しております渡邉です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。当科では患者さんを総合的に診療することを目指しております。更に高度な医療が必要な場合には当院のそれぞれの専門科を紹介させていただき …詳細はこちら

『気管支喘息と吸入指導』(2012.09.28)

気管支喘息は突然の咳や呼吸困難を症状とする病気です。喘鳴といわれる喉からヒューヒューと音が聞こえるのも特徴的で、呼吸器疾患の中で最も多いものの一つです。治療法は日進月歩で、色々な薬が開発されています。1990年代前 …詳細はこちら

『尿検査からわかること』 (2012.09.12)

検診や外来で症状がないのに尿検査をすることに疑問をもったことはありませんか? 多くの腎臓病が、痛みもなく経過し、気づいた時には大変悲惨な結果を招く(透析導入など)病気だからです。検診での尿検査では、腎疾患、特に糸 … 詳細はこちら

『腹腔鏡手術』 (2012.07.30)

開腹手術は、お腹を切り開いて、目で見て手で触って行う手術です。一方、腹腔鏡手術では、お腹に小さな穴をあけ、お腹の中を炭酸ガスで膨らまし、腹腔鏡と呼ばれる内視鏡でお腹の中をテレビモニターに表示し、さらに小さな穴を数個あけ … 詳細はこちら

『アニサキス症』 (2012.06.13)

アニサキス症は、アニサキス亜科に属する幼線虫が寄生する海産魚介類(サバ、イカ、カツオ、アジ、イワシ、サケなど)を生食することにより、人体に侵入して引き起こす病態であり、生鮮魚介類を摂取する週間のあるわが国では比較的遭遇 … 詳細はこちら

『原発性アルドステロン症』 (2012.05.13)

今年の4月から糖尿病内分泌内科に赴任させていただきました。よろしくお願いいたします。当科での診療は糖尿病がメインと思われている方が多いかと思いますが、実はホルモン(内分泌)疾患というものも、対象としております。 … 詳細はこちら