健康のために~乳がん自己検診をやってみよう~(2016.06)

最近の乳がんの動向

乳がんは比較的若い30~40代の女性でも発症することの多いがんです。
現在、日本人女性の12人に1人が乳がんにかかると言われています。
しかし、乳がんは自分で聴講に気づくことのできるがんの1つで、早期に発見し治療すれば生存率の高いがんでもあります。

自己検診は大切です。

乳がん検診を受けましょう。 月に1度の自己検診と定期的な乳がん検診を受けて異常を見逃さない事が大切です。定期的にチェックすることで、ふだんの乳房の状態がわかり、変化に気がつきやすくなります。
右記に自己検診で注意したい自覚症状をまとめましたのでぜひご確認ください。

異常を発見したら・・・

もし、しこりが見つかっても、落ち込まないでください。しこりの原因は人によってさまざまで、乳がん以外の原因も多く考えられます。少しでも異常を見つけたら、ためらわずに専門医の診察を受けましょう。
また、自己検診の適した時期として、生理前だと乳房に痛みや張りがあり、正確な判断がしづらいため生理後~10日位の乳房が柔らかくなる時期が適しています。閉経後の方は月に1度、日にちを決めて行いましょう。

自己検診の方法

Ⅰ 鏡の前で見てチェック

 1.両腕を下げて(腰にあてて)、乳房の形・乳頭・皮膚の状態を観察する。
 2.両腕を上げて乳房の形・乳頭・皮膚の状態を観察する。
 *腕を前後に動かし、胸を変形させ乳房の観察をします。
   ≪チェックポイント≫
    ①左右の乳房の形や向きは同じか
    ②皮膚のくぼみやひきつれはないか
    ③湿疹やただれはないか

Ⅱ 触ってチェック

 1.乳房の内側半分を調べる。
 2.乳房の外側半分を調べる。
   ≪チェックポイント≫
    ①親指以外の4本の指を揃え、指の腹(指先に近い部分)で乳房を優しくなでる様に、
    小さな渦巻を描きながら渦巻き状に場所を少しづつ移動しながらチェックします。
    ②揃えた指のどれかに他と異なる硬さのものが触れないかチェックします。
    しこりかな?と思ったら反対側の対照的な位置と比べてみてください。
 3.わきの下を調べる。
   ≪チェックポイント≫
    わきの下に指を3本入れて指先を胸側にそってゆっくり滑らせ、
    リンパ節が腫れていないか調べます。
 4.左右の乳頭をつまむ。
   ≪チェックポイント≫
    分泌物がでていないか調べます。

  *入浴時や仰向けになって、乳房、わきの下、乳頭を触り、しこりや硬い所がないか調べます。
   入浴時は石鹸の泡で指の動きもスムーズにチェックできます。

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