「薬のトリビア~お薬のちょっと役立つ豆知識~」(第19回) (2017.3.9)

2017年3月9日(木)に当院2階会議室にて今年度第9回目(通算第19回)の「いきいき健康教室」(無料医療講演)を開催し、今回は「薬のトリビア~お薬のちょっと役立つ豆知識~」について当院の薬剤師がお話しました。

薬剤師のお仕事は、薬を適切な保管方法で管理するほかに院内製剤や調剤などの業務がありますが、処方せんに記載された薬剤をただ調剤しているだけではありません。薬剤師は調剤する際に患者さんが複数の薬を内服した際の相互作用、副作用等の安全性、患者さん個人に合わせた薬の量の調整(腎機能が低下しているときの調整の方法)など、医師とは異なる視点でチェックを行っているのです。そのため、薬を使用するうえで必要な情報や副作用等の情報を管理、収集は欠かせないとお話しがありました。 また、最近話題のジェネリック医薬品についても、なぜ安価なのか、ジェネリック医薬品を処方してもらう方法などが紹介されました。 講演後には、院内製剤の体験として「香り付き重曹水」を参加者全員で作成しました。 重曹とは、炭酸水素ナトリウムの俗称で、医薬用だけではなくご家庭では掃除や洗濯、お料理にもお使いいただけるものです。そのため、小さなお子様やペットのいるご家庭でも安心してお使いいただけます。 今回はその重曹を水で溶かして重曹水を作成し、3種類のアロマオイルの中から好きな香りを付けて自分だけの重曹水を作成しました。重曹水の作成は初めての方がばかりだったので、皆さん真剣に混ぜていらっしゃり、香り付けでは参加者同士で香りをかぎ合って大盛り上がりでした。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。 次回のいきいき健康教室は、4月17日(月)、当院の臨床検査技師が「今話題の『細胞診』でわかること」についてお話しいたしますので、ぜひお誘い合わせのうえご参加ください。

薬のトリビア

 第18回いきいき健康教室のパンフレットはこちら(PDFファイル 653KB)

(JCHO札幌北辰病院)

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