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医療の現場から『糖尿病内科の特長とインスリンポンプについて』(2016.01)

当科は糖尿病内科専門医2名で糖尿病を中心とした診療を行っております。腎臓内科、循環器内科、癌かなどの関連する診療科とも連携し、糖尿病の合併症に広く対応しています。糖尿病以外にも、生活習慣病、甲状腺などの内分泌代謝疾患の加療も行っています。
本日は、主に若年および妊娠している1型糖尿病の患者さまによく用いられるインスリンポンプについてご紹介いたします。
インスリンポンプが開発されてから早50年近くが経ち、現在では全世界の1型、2型糖尿病患者の60万人以上にインスリンポンプは利用されております。ポンプがもっとも普及している国はアメリカで、インスリン使用中の糖尿病人口の約20数%が使用しているといわれており、広く認知されておりますが、日本においてはまだ認知度・普及率ともに低いのが現状です。ここでは、インスリンポンプ療法に関する国内外の情報を集め、ご紹介いたします。
インスリンポンプによるCSⅡ療法は、ポンプによりインスリンの基礎分泌(basal)を自動で持続的に注入し、またそれぞれの食事の前に追加注入(bolus)をポンプから手動でおこなう方法で、現在のインスリン補充療法のなかで、最も生理的なインスリン分泌に近似した治療を可能にしています。
頻回注射法に比べて針を刺す回数が少なくて済むこと、生活や血糖値の変動に合わせて調整できることなど、HbA1cを低下させるインスリンポンプの有用性がうたわれていながら、まだ国内では医療コスト、患者の教育体制の不備の問題などで普及が進んでおりません。
2014年12月には、インスリンポンプに持続血糖測定機能を搭載した「ミニメド620Gインスリンポンプ」が発売されました。これは画期的ともいえるポンプの進化であり、血糖変動を患者自らが随時確認できるようになり、さらに適切なインスリン量調整が可能となりました。これにより、高血糖と低血糖リスクの低減が期待されています。また、今までの機種では英語表示で感覚的に難しかった機械操作も、本機種では日本語表記とカラー画面が導入され、非常に使い勝手がよくなりました。
インスリンポンプはすべての糖尿病患者に勧められるわけではなく、病院側としても入院での患者さまの教育、細かなインスリン流量の指示などに膨大な時間が割かれてしまいます。そのため、対象者の数はおのずと制限されますが、この治療を望んでおり、なおかつ治療の対象となる患者さまがいらっしゃれば対応いたしますので、是非当科にご相談ください。

(JCHO札幌北辰病院 糖尿病内科 野田 学)

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