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医療の現場から『タバコとCOPD(慢性閉塞性肺疾患)』 (2013.12.03)

禁煙タバコをお吸いになっている皆様、最近、歩いた時の息切れや咳、痰が増えたりしていませんか。
それはCOPDの症状かもしれません。COPDと聞くと難しい印象があるかもしれませんが、簡単に言えば、タバコを主とする有害物質を吸った肺がダメージを受け、呼吸の機能が障害されてしまう病気です。近年、日本人に増えてきている肺の病気とされています。気腫性病変といって肺の構造が破壊されて機能しなくなってしまったり、末梢気道病変といって空気の通り道(気管支)が障害を受けて空気の流れが悪くなることで、前述のような症状が出てきてしまいます。
COPDの治療には飲み薬や吸入の薬が多くありますが、実はそれらの薬は、COPDの症状を和らげることはできても、基本的には障害を受けた肺そのものを元通りにすることはできません。つまり、タバコを吸って既に悪くなってしまった肺は、もう元には戻りません。そのままタバコを吸い続けると、日常生活に支障が出るかもしれません。重度の場合は、在宅酸素といって自宅に酸素ボンベを貸し出してもらって生活したり、最悪の場合は呼吸の苦しさのあまりに動くことができず、寝たきり状態になってしまうこともあります。COPDは、薬で治せる病気ではないという意味では、とても怖い病気です。
既にタバコの影響で肺が悪くなっている方でも、今からでも禁煙すれば、これ以上肺が悪くなることを少しでも食い止めることはできるでしょう。今は症状が無く平気な方でも、このまま吸い続けると近い将来、症状が出てきてしまう可能性もあります。COPDの予防や治療の第一歩は、何よりも禁煙です。そのほかにもタバコは肺癌の原因の1つとしては有名ですし、呼吸器内科領域では、まさに「百害あって一利なし」です。
当院ではCOPD治療は勿論ですが、禁煙外来も行っています。自力での禁煙が難しい方は、御相談ください。

(札幌社会保険総合病院 呼吸器内科 石川立)

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