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医療の現場から『小児リウマチについて』 (2013.10.31)

今回は私の専門である小児リウマチ性疾患についてお話しさせていただきます。小児リウマチ性疾患と一口にいっても意外と分野としては広く、成人でいうリウマチ(小児ではJIA:若年性特発性関節炎といいます)からSLE(全身性エリテマトーデス)等の疾患に加え、自己炎症症候群と名付けられている周期的に感染等と関係なく炎症を繰り返す珍しい疾患や不明熱の診断を行うのも私たち小児リウマチ医の仕事です。
一つ一つの病気としての患者さんの絶対的な数は少ないのですが、その疾患の多くは長期にわたり病気とお付き合いする必要がある疾患です。
多くの病気は全身性に症状を引き起こします。リウマチであれば関節の問題として運動障害、機能障害が問題になります。また小児特有の問題として、成長期にステロイドや免疫抑制剤を長期に使うことにより成長障害や骨粗鬆症といった体の問題が起こりえます。長期にわたり治療が続くことやステロイドで顕著になる中心性肥満等による心理的な問題や長期間病院に通院し、薬剤を使用することでの経済的な問題も存在します。
とはいえ、近年の医療の進歩により新しい生物学的製剤といわれるサイトカイン(という炎症を引き起こす物質)を抑える薬や免疫抑制剤が小児領域でも使用できるようになりました。小児リウマチ医としては新しい薬剤を使用しつつ、少しでもそのような患者さんのお力になれればと思っております。
最後にこのような病気は“熱が下がらない”、“体がだるい”、“節々が痛い”、“変な発疹が出るようになった”といった症状がきっかけで精密検査を行い、見つかることがしばしばあります。リウマチと聞くと子供ではめったにない病気ですので、敷居が高いような印象をもたれるかと思いますが、実際は「なんか普通の風邪とは違うな?」「なんか気になる症状があるんです。」といった時に気軽にお問い合わせしていただければと思います。

(札幌社会保険総合病院 小児科 木澤敏毅)

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