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医療の現場から『原発性アルドステロン症』 (2012.05.13)

~血圧を高くするホルモンについて~

今年の4月から糖尿病内分泌内科に赴任させていただきました。よろしくお願いいたします。
当科での診療は糖尿病がメインと思われている方が多いかと思いますが、実はホルモン(内分泌)疾患というものも、対象としております。今回は、あえてのホルモン話をここでさせていただこうと思います。
高血圧患者さんの5~10%に、原発性アルドステロン症という疾患が隠れていると言われていることをみなさんご存知でしょうか。
アルドステロンとは、左右の腎臓の上にある副腎という臓器から分泌されるホルモン(副腎皮質ホルモン=ステロイドホルモン)のひとつで、体の中に塩分をため込み、血圧を上昇させる作用があります。副腎に腫瘍ができると、アルドステロンというホルモンが通常よりたくさん分泌されてしまい、これによって高血圧を来たします。これが原発性アルドステロン症という疾患です。
通常の高血圧との違いは、手術によって副腎腫瘍を摘出すると、高血圧が治ってしまう可能性があるというところです。「血圧の薬は一生やめられない」と思っている方も多くいるかと思いますが、なかには薬をやめられる(もしくは数を減らせる)場合があるのです。
もう一つの特徴として、原発性アルドステロン症の患者さんでは、体の中のカリウムという電解質が低くなってしまうことがあります。これもアルドステロンというホルモンの作用によるものです。カリウムが低くなると、手足の力が入りにくくなったり、重症の場合には心臓を止めてしまうような不整脈が起こったりしてしまうこともあります。
ところで、この病気を診断するには、「負荷試験」というホルモン検査が必要となります。その詳細については、あまりにマニアックなお話なので、今回は省略させていただきます。もし負荷試験を含め、ホルモンにご興味のある方、血圧が高いうえにカリウムが低い方などおりましたら、糖尿病内分泌内科までお願いします。

(糖尿病内分泌内科医員 平井愛見子)

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